ものづくり革命の拠点 3Dプリンター集積のソライズ視察
日、大和市下鶴間の日本IBM大和事業所跡地に事業所や子会社を構える「SOLIZE(ソライズ)」(篠原敬一社長、東京都千代田区)を視察しました。

同社は、3Dプリントによるモノづくりを中心として、エンジニア派遣やコンサルティングなど製品開発の支援事業を世界的に展開。米国、欧州、インド、中国にも数百人のエンジニアがいます。平成28年にはIBM大和事業所跡地にエンジニアリングセンターを開設し、川崎市を拠点としていた3Dプリンターのモノづくり事業を移転しました。同社は光造形、粉末造形、インクジェット、金属造形の最新装置を多数保有しており、その規模は国内最大級ということです。

視察では3Dプリンターによる製造過程も見学しました。金型を用いた従来の手法では、部材をいくつかのパーツに分けて組み合わせます。一方、3Dプリンターを活用すると、設計データなどをもとに樹脂などの材料を輪切りに積み重ねて3次元の立体物を形作る積層造形の技法で部材を一体的に製造できます。コストと時間を大幅に削減できます。

住宅密集地の大和市にも、ものづくり革命の主力として期待される3Dプリンターの拠点があります。視察には連合支部所属の市議らが参加し、熱心に話を聞き入りました。